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「グローバルベンダーが狙う電力・ガス小売り自由化によるIT需要」を読んで

ひさしぶりに「なんじゃこりゃ」という記事を見つけてしまった。


ちょっと長いが後半部分を引用する。
電力・ガスのシステム改革という絶好のビジネスチャンスに対し、日本オラクルの積極的な攻勢ぶりが注目されるところだが、筆者が最も興味深かったのは、グローバルベンダーならではの強みだ。それは何かというと、「電力・ガス自由化はすでに欧米で実施されており、地域によって異なった取り組みに対してオラクルはこれまでに確固たる実績を上げてきた。その経験やノウハウを生かして日本特有の要件にも対応したベストプラクティスを提案できるのが当社の最大の強みだ」
(中略)
「電力・ガス自由化の動きに伴い、グローバルでの事例やそれに基づく提案を直接聞かせてほしいというお客様のリクエストが非常に多い」と強い手応えを感じているようだ。さらに顧客からは、それぞれにシステムインテグレーションを担っているSIerとうまく連携してカットオーバー後の安定稼働についてもしっかりと支援してほしいと強く要請されるという。実は、同様の話を日本IBMやSAPジャパンでも聞いた。これらグローバルベンダーにとっては、まさしく「特需」ともいえそうだ。では、国内のベンダーはどう対応すればよいのか。それは顧客の要請にあるように、これらグローバルベンダーとうまく連携していくことが非常に重要になってくるだろう。さらに、今後は小売りの自由化に向けて、最新のデジタルマーケティングを駆使するようなケースも出てくるかもしれない。SIerとして柔軟な発想と対応が一段と求められることになりそうだ。
試しに「電力・ガス自由化」の部分を「J-SOX」とか「IFRSとかに置き換えてみると、全く問題なく意味が通ると思う。つまり「電力・ガス自由化」に特有の事情など何ひとつ言及していないに等しい。とにかくR/3やEBSを入れましょうという化石のようなアプローチの話、に見える。
最後の一文(SIerとして柔軟な発想と対応が云々)は空々しすぎて、もはやシラフじゃ読めないレベル。これを見て「なるほど」なんて思う人がSIerの幹部にいるとは、さすがに思えない。

だから不思議だ。なぜ、このような記事が書かれたのか?いったい誰に向けて書かれたのか?提灯を持つにもセンスってものがある。これじゃあまりにもストレートすぎる。何か秘めた意図がある、と思わないと気が収まらない。誰か、読み方を教えてください…